作品情報
原題:Robot Jox
監督:スチュアート・ゴードン
出演:ゲイリー・グレアム/アン=マリー・ジョンソン/ポール・コスロ
制作国:アメリカ
上映時間:85分
配給:ウェスト・ケープ・コーポレーション/バンダイ
あらすじ
核戦争で人類の大半が滅んだ近未来。世界は「マーケット」と「連合」の二大勢力に分かれ対立していた。領土問題など、あらゆる争いは巨大ロボット同士の一騎打ちによって決められ、そのパイロット達「ジョックス」には最高の栄誉と地位が与えられていた。マーケットのジョックスであるアキレスはアラスカの領有権を賭けた試合に挑むが、連邦のアレクサンダーによる反則が原因で観客に多数の死者を出す大惨事を引き起こす。敗北し引退したアキレスだったが、ジョックス養成所で目をかけていた女性候補者アリーナがジョックスに選ばれたことを知り・・・
映画館で見た映画以外に気に入った映画の話もたまにはしていこうかと思ってます。
燃えるロボット魂と国境を超えた熱いメッセージ
最新のVFXで巨大ロボットが題材の映画を大真面目に作った「パシフィック・リム」の原点ともいうべき特撮ロボット映画。
そもそもこの映画の起こりは「超時空要塞マクロス」など日本のアニメであり、パイロットの動きにシンクロして動く巨大ロボットという設定は「パシフィック・リム」のみならず「機動武闘伝Gガンダム」などにも多大な影響を与えたと言われている。
というか「パシフィック・リム」に関してはこの映画のリメイクと言っても差し支えないのではないだろうか。
ぶっ飛んだ世界観にやたら真面目な基地やロボ描写。
重厚感たっぷりな模型特撮は迫力抜群。(本気出しすぎ)
この映画、観客が見たいものを熟知しすぎている。
世界観がポンコツなのにギリシャ神話が下地にあったりするせいで主人公の凋落と再起の物語がしっかりてて熱い。悔しい。
アホ映画じゃないのかお前は。
激闘の向こうに待ち受けるまさかの胸熱エンドに心が震えた。
古い映画だが短く見やすいので、ロボアニメ好き、パシフィック・リムが好きなら必ず見てほしい一本だ。(とはいえ円盤が入手困難で見る機会はだいぶ限られるのだが・・・)