作品情報
原題:The Last Stand
監督:キム・ジウン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/フォレスト・ウィテカー/ジョニー・ノックスビル/ロドリゴ・サントロ/ジェイミー・アレクサンダー/ルイス・ガスマン/エドゥアルド・ノリエガ
制作国:アメリカ
上映時間:107分
配給:松竹
年齢制限:R15+
あらすじ
ロサンゼルス市警の敏腕刑事だったオーウェンズは、今では第一線を退きメキシコ国境に近い田舎町で保安官を務めていた。そんなある日、逃走した極悪犯コルテスが町に向かっていると知らせが入る。FBIの応援も間に合わないと知ったオーウェンズは町の武器をかき集め、戦闘経験のない部下や町の住民らと共に迎撃の準備を始める。
鉄骨州知事シュワちゃん10年ぶりの俳優復帰主演作
2003年から2011年までカリフォルニア州知事を務めたハリウッドスター、アーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミネーター3」以来10年ぶりの主演作品。
序盤のタルさを乗り越えれば間違いなく期待したものが観られる痛快娯楽アクション映画だ。
タイトルの「ラストスタンド」に恥じない最後の砦っぷりを見せつける圧倒的な存在感は、「やっぱシュワだよな!」と全世界の映画ファンを納得させたと僕は思っているのだが、映画の評価はあまり高くないのかな?
円盤も爆安だし、キム・ジウンもこれ以降ハリウッド映画の仕事をしてない。
平和な田舎町で戦ったことなどない副保安官は第二次世界大戦以前の武器を大量に保有している町の武器マニアなどでチームを組み、銃火器装備で爆走する麻薬王の車列を止める激アツ展開が見どころならもうそれで十分では???
麻薬王の右腕が使用する武器が西部開拓時代の拳銃っていうのも最高だし、武装したおばあちゃんの活躍も見られるのでポンコツ映画濃度が非常に高い。
一本橋で仁王立ちする最終防衛ラインシュワが麻薬王とスデゴロで対決するクライマックスは、正にタイトルに偽りなし。
「ここを通りたければ俺を倒していけ」をシュワちゃんが本気でやる大傑作である。
個人的にはハリー・ディーン・スタントンの出演も熱い。