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映画「THE MOLE(ザ・モール)」(2021)

作品情報

原題:The Mole: Undercover in North Korea

監督:マッツ・ブリュガー

出演:ウルリク・ラーセン

制作国:ノルウェーデンマーク・イギリス・スウェーデン合作

上映時間:135分

配給:ツイン

あらすじ

デンマークの元料理人ウルリクは、北朝鮮の闇を発きたいと考え、元麻薬密売人の相棒を石油王に仕立て、スペインに本拠地を持つ北朝鮮との文化交流団体KFAにスパイとして潜入する。長期にわたる団体への貢献から会長の信頼を得た二人は、北朝鮮で武器や麻薬を製造、供給する闇ビジネスの中核へと関わりを深めていく。

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北朝鮮の武器密売を完璧に捉えた衝撃映像の連続

デンマークの元料理人と元麻薬密売人が石油王のふりをして北朝鮮の武器売買を暴く衝撃のドキュメンタリー。

監督は北朝鮮からブラックリストに載せられ出禁になったマッツ・ブリュガー。

ロシアと北朝鮮が絡むドキュメンタリーはヤバすぎて逆に嘘っぽく見える法則が本作でも発動しており、本当にドキュメンタリーなのか検証が行われたとかいう話もある。

どうやったのか北朝鮮国内での撮影にも成功していて、スウェーデンデンマーク外務大臣は共同声明で、「この映画の内容を深く憂慮し、自国の国連大使にこのドキュメンタリーについて警告する任務を課す」と述べていた。

 

映画では北朝鮮の国内や施設、重要人物らしき人の姿が記録されるだけでなく、欧州各国の北朝鮮支援団体の実態や並のスパイ映画よりよほど緊張感のあるスリリング流石にフェイクを疑うようなシーンが満ち溢れている。

 

とはいえ割とコミカルな編集になっていて、特に終盤で世話になった北朝鮮友好団体のリーダー的スペイン人にネタばらしをするシーンは腹抱えて笑った。

まさか監督とアレハンドロ(そのスペイン人)にそんな因縁があったなんて...

しっかりオチを用意するな。