作品情報
原題:Ambulance
監督:マイケル・ベイ
出演:ジェイク・ギレンホール/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世/エイザ・ゴンザレス
制作国:アメリカ
上映時間:136分
配給:東宝東和
年齢制限:PG12
あらすじ
アフガンからの帰還兵ウィルは、妻の莫大な治療費を工面するため、血のつながらない兄のダニーに助けを求める。犯罪者のダニーは強盗を持ちかけ実行に移すが、計画が狂い二人は近くにいた救急車に逃げ込む。彼らに撃たれて治療中の瀕死の警官と彼を治療する救命士のキャムを乗せ、二人はロサンゼルス中を猛スピードで爆走する逃走劇を展開する。
やりすぎだけど明らかに自分に求められていることを理解しているマイケル・ベイ節全開アクション
完全にジェイク・ギレンホールの無駄使いをしでかした、我らがマイケル・ベイ先生の映画。
ベイ先生に新しいおもちゃ(ドローン)を渡したら、戦隊の上堀内佳寿也回みたいになった映画で、LAのいろんな表情を見せてくれる愛に溢れたLA観光映画でもある。
度し難いレベルでゆるい脚本(この内容で136分も作るな)も、気に入ったのか知らないが何度も何度も繰り返す同じカメラワークのカーアクションも、いかにもベイ好みなラテン系美女エイザ・ゴンザレスの美しすぎる顔面も、全てがベイ映画に求めるそれであるので許されてしまう。(許してない)
本当にドローンをビュンビュン飛ばすので、スクリーンで観終わったあとはちょっと目が回っていたのを覚えている。
デンマーク映画「25ミニッツ」のリメイクであり、原作はゴリゴリの低予算デンマーク映画でベイに刺さりそうな要素は1ミリもない。
なぜあの映画からこれが?ベイもそういうのちゃんとチェックしててたまに閃くのか?
と思ってたらインタビューでPが持ってきただけで自分は観てないって言ってました。(デスヨネー
マジで136分もある必要は1000%なかった(ちなみに原作は77分です)が、唯一のスクはエンドロールが1分弱で終わったことだった。
「最後の騎士王」の時を思えば信じられない短さで衝撃。
頭空っぽのアホ映画に見せかけて「映画の多様性、俺ならこう入れるが?」みたいな余裕の描写まで見せてくるところもあるのでワロタ。
あんたが優勝。