ご一緒にこちらの映画はいかがですか?

映画館で働きながら、たくさんの映画と映画を観る人を見つめています。

映画「ウォンテッド」(2008)

作品情報

原題:Wanted

監督:ティムール・ベクマンベトフ

出演:ジェームズ・マカヴォイモーガン・フリーマンアンジェリーナ・ジョリーテレンス・スタンプトーマス・クレッチマン/コモン

制作国:アメリ

上映時間:110分

配給:東宝東和

年齢制限:R15+

あらすじ

冴えない日常を送っていた青年ウェスリーの前に突如現れた、彼女は謎の暗殺組織「フラタニティ」の一員でだという美女フォックス。ウェスリーの父は組織の優秀な暗殺者で、裏切り者に殺されその魔の手がウェスリーにも迫っているのだという。父を殺した暗殺者への復讐を決意したウェスリーは、フォックスに師事し暗殺者の能力を覚醒させていく。

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厨二病が開花するスタイリッシュガンアクション

僕がまだ映画に目覚め始めたての中学生の頃。

月1,500円のお小遣いをすべて100円レンタルに注ぎ込んで毎月15本の映画を見る生活を送っていた頃。

人生を一変させた何本かの映画のうちの一本がこの「ウォンテッド」だ。

 

アンジーや名前が売れ始めた頃のマカヴォイ、モーガン・フリーマンなど豪華俳優陣で作られたポンコツアクション映画。

グラフィックノベルが原作らしく、スタイリッシュなビジュアルで孤高の暗殺者へと覚醒していく主人公を描いたガンアクション映画が中学生の心に刺さらないわけがなかった。

 

今見ればなんて事はないぼんくら映画かもしれないが、バレットカーブや浸かってると傷がいえる汁などワクワクする設定、映画初心者の少年には新鮮な中盤の展開など、映画の楽しさを教えてくれた大切な作品だ。

 

ご存知かもしれないが、実はこの映画には「ウォンテッド:ウェポンズ・オブ・フェイト」というゲームがある。PS3,XBOX360ソフト)

ゲームとしてはオーソドックスなTPSでプレイ時間も5時間ほどのボリュームだが、醍醐味はもちろん銃弾を曲げる「バレットカーブ」が使えること。

他にも今ではどのゲームでも当たり前な周囲の時間が止まる「バレットタイム」や人間の盾を使ったり、結構タクティカルにウェスリーの暗殺者スキルを駆使して戦える。

 

何よりストーリーが結構面白くて、「映画ラストの数時間後から始まるウェスリーの物語」と「幼いウェスリーと妻を逃すために組織と戦う父クロスの物語」が交錯する構成なのだ。

つまりこれって伝説の名作「ゴッドファーザー1、2」と同じ関係なんですよ。

ゴッドファーザー2」がやったことを「ウォンテッド」はゲームでやってるんです。

主人公もちゃんとマカヴォイに似せてるし、声優もなるべく映画版と同じにしている。

面白いからぜひやって!というほどゲームは面白くないけど、当時は夢中になって遊びました。

 

この発見だけ共有したくてこの記事を書きました。

目的は果たしたので、これにて以上です。

 

もしまだこの映画を観たことがなかったり、知ってるけどDAIGOの吹き替えがやばいやつでしょ?という方はぜひ観てください。(実は実力派声優を揃えたテレ東オリジナル吹替も最近作られました)

そして興味があったらゲームもやってみてください。

 

それでは。